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開催趣意
このたびのコロナ禍は、ほぼ一世紀ぶりのパンデミックであり、日本は諸外国と比べても人口あたりの死者数はかなり小さく抑えているが、一方で医療のデジタル化の遅れをはじめ、既存の社会経済・医療・公衆衛生のあり方については課題も顕在化したといえる。
例えば、現在課題となっている保健所の在り方や検疫・PCR検査の充実、疫学研究の強化、自国ワクチン開発等は、実は2009年の新型インフルエンザでも指摘され、対応方針についても一定整備されていたにもかかわらず、充分活用されることがなかった。社会・経済活動がグローバルに再起動しつつある現在、今回得られた知見を活かし、特に生活圏が近接する関西全体で課題解決に取り組む意義は大きい。
このため、関西健康・医療創生会議では、過去3年間を検証し、今回何が問題だったのか、制度的・社会的観点から明らかにするとともに、解決に向けた提案を議論したい。
コロナ対策の何が問題だったか