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このたびの能登半島地震や新型コロナウイルス感染症の発生等に伴い、救急医療の重要性が高まっています。救急医療は常日頃から地域の医療現場おいて十分機能していることが必要ですが、複数疾患を有する患者等も多く特に医療資源が逼迫する郡部においては、府県域や医療圏域を超えた広域搬送の必要性に直面しています。
こうした状況を受け、関西健康・医療創生会議では広域救急をテーマに医療現場の医師等から現状の報告と課題解決に向けた提案をいただくシンポジウムを開催します。
なかでも今後、高齢化により救急搬送における比重が高まると予想される「心不全パンデミック」をトピックとして取り上げ最新医療の概説を行うほか、地域医療連携により再入院の減少を実現している事例も紹介します。
野口 暉夫国立循環器病研究センター副院長・心臓血管内科部長
淡路地域における救急の現状、再入院低減のための心不全パンデミックへの地域連携の取り組み、持続化のための提案
県域を越えた救急現場での現状(ドクターカー活用、軽症者による救急の圧迫、急性期以外の地域医療体制の脆弱化等)と課題、救急現場でのDX導入の必要性
救急現場の逼迫の実情とオンライン救急相談による救急件数軽減に向けた取組、医療体制脆弱な郡部への応用可能性の提案(救急搬送の往診・オンライン診療との連動、急性期病院でのオンライン診療活用等)